せっかくの休日なのに、クリーニング店に洗濯物を持って行ったり、平日、受け取りのために急いで帰宅したり、クリーニングの利用は、忙しい人にとって面倒なことが多い。
この記事では、日常的にクリーニングを利用している人向けに、クリーニングの大変さから解放される方法、宅配クリーニングの活用術を紹介する。
宅配クリーニングとは、ネットで申し込みをすると、自宅まで洗濯物を引き取りに来てくれ、仕上がった洗濯物を配達してくれるサービスのことだ。
忙しい人には打ってつけのサービスだが、業者によって料金、クリーニングにかかる日数、受け渡し方法などが大きく異なる。
この記事では、「ワイシャツなどを毎週、クリーニングに出している人が利用すべき宅配クリーニング業者」の選び方、さらにベスト1の業者とその活用方法を紹介する。
宅配クリーニングを上手に活用すれば、洗濯やクリーニングのストレスから解放され、自分の時間が有効に使える。
目次
宅配クリーニングの
チェックポイント
宅配クリーニングは、それぞれシステムやサービス内容が違って比較しづらいが、これから説明する点だけチェックすれば、自分に合った業者を見つけられるはずだ。
①料金設定は「1点ずつ」
宅配クリーニングの料金設定は大きく2つのタイプに分けられる。
1つ目は普通のクリーニングと同じように、衣類の種類によって1点ずつ料金を支払うタイプ。
2つ目は、5点パック5,980円、10点パック7,980円というように、衣類の種類にかかわらず、点数に応じたパック料金を支払うタイプだ。
例えば10点5,980円というパック料金の場合、コートやスーツ、ワンピースなどを出す場合にはお得だが、ワイシャツを10点出すと1点当たり590円という高額になってしまう。
ワイシャツなど比較的料金が安いものをクリーニングに出す場合は、パック料金ではなく、料金設定が1点ずつになっている業者を選ぼう。
宅配クリーニングのパック料金は、店舗へ持ち込む場合に比べ、料金が割安の場合が多い。しかし1点ずつの料金の場合は、宅配クリーニングの方が若干高い。
例えば、ワイシャツはクリーニング店に持ち込むと1点150~200円前後だが、宅配クリーニングでは1点250~400円前後となっている。
その他の衣類に関しては、比較するクリーニング店によるので一概には言えないが、同額から1割増し程度だ。
料金設定 | どんな時に利用すべきか |
1点ずつ | ワイシャツなど、クリーニング代が比較的安いものを定期的に出す場合 |
パック料金 | 季節の変わり目に、コートなど、クリーニング代が比較的高い衣類をまとめて出す場合 |
②送料無料の金額は「3,000円」
宅配クリーニングを利用する場合、1回の利用額がいくらだと送料が無料になるのか、これが一番のチェックポイントだ。
送料無料になる金額は、安い業者だと3,000円から、高い場合は10,000円からと、かなり幅がある。
また、送料が無料になる条件として会員になる必要がある場合がほとんどだ。つまり、通常の利用料金の他に月々の会費、あるいは年会費を支払う必要があるので、総額としては、店舗に持ち込んだ方が安い。
とはいえ、多少出費が多くなっても便利な方がいい、という人もいるはずだ。そういう人は、この先の記事を読み進めてほしい。
③納期は最長でも「1週間以内」
クリーニングにかかる日数は短ければ短いほどいいが、日数が短いほど料金が高くなる傾向にある。
各社の仕上がり日数を確認する時には、通常は何日で仕上がるのか、追加料金を支払うと最短何日で仕上がるのか、という2点を確認しておこう。
また、最短5日と、最短5営業日など、土日も稼働している場合と、土日は稼働していない会社があるので、その点もチェック。当然、土日も稼働している会社を利用する方が納期が早くて便利だ。
持っているワイシャツの枚数、何日間のローテーションでワイシャツを着まわしたいかによって、仕上がり日数の希望は異なると思う。
ワイシャツ10枚を着まわしている場合には、納期は1週間以内、それより少ない枚数の場合は、納期が更に短い業者を選ばないと着まわしできなくなってしまう。
④集荷・配達の方法や時間を
「都合に合わせて選べる」
「都合に合わせて選べる」
宅配クリーニングは、集荷・配達方法、利用できる曜日、時間などによって利便性が大きく左右される。
土日も集荷、配達してもらえるか、時間帯を自由に選べるか、会社や旅行先のホテルへも集荷に来てくれるか、コンビニからも発送できるか、といった点をチェックしよう。
また、翌日仕上げなどのオプションが有料でもいいので用意されていると、急いでいる時に助かることもある。
⑤その他のサービス
クリーニング以外に、シミ抜き、ボタン付け、毛玉取りなど、どんなサービスがあるのか、そのサービスは有料なのか無料なのか、といった点もチェックしておこう。
日常的に使うなら
リネットがおすすめ
宅配クリーニングの会社は多いが、季節の変わり目などにまとめてクリーニングを利用する人向けのサービスが多く、毎週ワイシャツなどをクリーニングに出す人におすすめできる業者は限られている。
その中で、上で説明した①から⑤までのポイントにおいて、最も高く評価できるのがリネットだ。
リネットのカバー地域は全国で、クリーニングの品質も高く、ネットで簡単に利用できる。
品質の高さがウリ
リネットは便利なだけでなく、品質の高さにも定評がある。プレミアム会員になると無料で、ワイシャツは抗菌防臭加工、ドライは全品リファイン加工(洋服のトリートメント)、水洗いは全品柔らか加工までしてくれる。
仕上がりに不満がある場合には、30日以内なら無料で再仕上げにも応じてくれるのだ。
わかりやすさもウリ
宅配クリーニング業者のサイトは、料金や納期がわかりにくいことが多い。仕上がり日数には土日も含まれるのか、コンビニから発送する場合には別途料金がかかるのか、夕方に発送したらどうなるのか…などなど、あまり丁寧に書かれているサイトがない。
その点リネットのサイトは「よくある質問」コーナーが充実しているし、ラインで質問するとすぐに返事をくれる。もちろん電話での問い合わせも可能だ。
利用価値の高い
プレミアム会員
プレミアム会員
リネットには無料の通常会員と、会費を支払うプレミアム会員の2種類がある。無料会員は10,000円以上でないと送料が無料にならないし、納期は1週間なので、プレミアム会員での利用を検討したほうが得だ。
プレミアム会員 | |
料金設定 | 1点ずつ |
往復送料 | 2,400円(税抜)以上で無料 |
納期 | 最短2日後 |
集荷時間 | 08:00~12:00 14:00~16:00 16:00~18:00 18:00~21:00 土日OK |
集荷場所 | 自宅以外(勤務先、ホテルなど)OK コンビニOK 宅配ボックスOK |
配達時間 | 08:00~12:00 14:00~16:00 16:00~18:00 18:00~20:00 19:00~21:00 土日OK |
配達場所 | 自宅または宅配BOX |
朝イチ便 集荷・配達 |
06:00~07:00 07:00~08:00 08:00~09:00 09:00~10:00 土日OK ※東京23区、狛江市、川崎市高津区のみ対応 |
夜イチ便 集荷・配達 |
20:00 ~ 21:00 21:00 ~ 22:00 22:00 ~ 23:00 23:00 ~ 24:00 土日OK ※東京23区、狛江市、川崎市高津区のみ対応 |
翌日届け | 1つの注文につき300円(税抜)の追加料金で翌日仕上げOK ※東京23区、狛江市、川崎市高津区のみ対応 |
無料 サービス |
毛玉取り、毛取り、プレミアム仕上げ(ワイシャツ抗菌防臭加工、ドライ全品リファイン加工、水洗い全品柔らか加工) |
年会費 | 4,680(税抜)円 |
ケアパス | 400円OFF券を年6回利用可 |
プレミアム会員の年会費は4,680円だが、クリーニング代が400円OFFになる券を年6回利用できるので、年間2,400円の割引となり、年会費は実質半額になる計算だ。
一般的な衣類のクリーニング代は以下のとおり。今使っているクリーニング店と比較して高いと感じる人もいるかもしれないが、利便性、クリーニングの仕上がりの質を考慮すれば、決して高くはない。
- ワイシャツ 290円~
- シャツ 290円~
- スーツ上下 1610円~
- セーター 590円~
- カーディガン 780円~
- ブラウス 550円~
- その他トップス 410円~
- ジャケット 950円~
- パンツ 660円~
- スカート 660円~
- ワンピース 1,230円~
いきなり年会費を払うのではなく、まず試してみたいという人には、月会費プランもある。月ごとに会費390円(税抜)を支払うタイプで、年会費プランと同じサービスを受けられる。ただしケアパスは付かない。
忙しい人に必要なすべての
サービスがそろう
サービスがそろう
宅配クリーニングを利用したからといって、どんな場合も便利になるとは限らない。集荷や配達の曜日・時間が限られている業者を利用すると、かえって不便なことも多い。
また、納期が1週間以上だと、着たい時に着られない、少ない枚数のシャツを着まわしできないということもある。
しかし、リネットなら忙しい人に必要なサービスがすべてそろっている。
- 宅配ボックスへの集荷・配達もしてくれる
- 会社や旅行先、出張先にも集荷に来てくれる
- コンビニからも発送できる
- 仕上げは2日後
- 東京23区なら朝6時から夜12時までの集荷・配達、翌日仕上げにも対応
クリーニングを出す・受け取るという時間のロスを少しでも解消したい人は、リネットを活用すれば、今よりゆったりした時間を持てるはずだ。
とはいえ、年間のクリーニング代の増額は避けられない。しかし、実際リネットを使ってみて、共働きの夫婦、子育てで忙しい家庭には、これは必要な出費で、かつ優先順位の高い出費だと思えた。
①プレミアム会員(年会費プラン)
②プレミアム会員(月会費プラン)
③通常会員
キャンペーンを利用しよう
リネットでは、プレミアム会員のおためしキャンペーンを定期的に行っている。これを利用するとクリーニング代が全品30%OFFになり、何点出しても送料無料となる。
現在は30%OFFのキャンペーンを行っており、キャンペーンサイトからプレミアム会員のおためしを申し込むと、30%OFFとなる。
ワイシャツに関する意識調査を男女5,000人に行い「職場や会社関係者など、異性の初対面で印象が幻滅する身だしなみ」について聞いたところ、「シワシワのシャツ」(55.5%)が第1位となった。
さらに「シワが目立つシャツを着ている人に受ける印象」の1位は「だらしない人に見える」(65.7%)、2位が「仕事ができなさそう」(32.6%)。
毎日、パリッとしたワイシャツで会社に行くことが周囲からの好感度を上げるだけでなく、仕事の評価にも関係しそうだ。
「生活の中で寂しくなる瞬間は」という質問では、「深夜のアイロンがけ」という回答が既婚者で第1位になった。中でも20代の既婚女性の割合が最も高く、26.6%もの人が「深夜のアイロンがけ」を寂しいと感じているらしい。これにはちょっと驚く。
アイロンがけは面倒な作業だが、寂しさまで感じるというのは、共働き女性の大変さが伝わってくる。
アンケート結果は、スーツおよび関連商品の販売を手がける「はるやま商事」調べ。
調査時期:2018年5月