エアアジアの手数料を攻略して安く賢く海外旅行

赤い色が印象的なエアアジアのエアバス

エアアジア(AirAsia)は、チケット代の安さに比べて手数料が高い。チケット代以外にかかる手数料としては、①荷物を預けるための手数料②座席指定のための手数料、クレジットカードなどで航空券代を支払う時にかかる③支払い手数料などがある。

この記事では、エアアジアの①②③の手数料について、予約の際の注意点と、どうすれば安く抑えられるかについて、わかりやすく解説した。チケット予約の前に読んでほしいが、予約後でも役立つことが多いので、ぜひ参考にしてほしい。


エクスペディアでエアアジアを予約する人は、下の記事も参考に。エクスペディアを通した予約とエアアジアでの直接予約、どちらが安いかを検証した。

エアアジアをエクスペディアを通して予約エアアジアをエクスペディアで予約する:その前に知っておくべきこと

Topics
支払い手数料が一部廃止に

エアアジアは2019年9月22日から一部路線で、支払い手数料を廃止した。

  • 既に手数料が廃止となったのは、エアアジアグループの中の、エアアジア(AK)、エアアジアX(D7)のみで、対象路線はマレーシア発着便のみ。
  • 今後、他のグループ会社も段階的に支払い手数料が廃止となる予定だ。
  • 日本各地(札幌・羽田・成田・関空・福岡・那覇)からクアラルンプールへの便は、エアアジアXが運航しており、今回、全便の支払い手数料が廃止された。
  • 手数料が廃止となった路線ではクレジットカード、デビットカード、コンビニ支払いを選んでも、手数料は加算されない
  • 日本からクアラルンプールを経由して、エアアジア(AK)でマレーシア国内に飛ぶ場合も支払い手数料は無料
    例:日本-クアラルンプール-ペナン
  • 日本からクアラルンプールを経由して、マレーシア以外の国へ飛ぶ場合には、従来どおり支払い手数料がかかる
    例:日本-クアラルンプール-デンパサール
  • マレーシア発着便以外では、関空-ホノルル便(D7)でクレジットカードの手数料が廃止となり、コンビニ支払いの手数料は従来どおり(一人・片道650円)。
  • 関空-台北便(D7)の支払い手数料は従来どおり(クレジットカードの手数料が一人・片道800円、コンビニ支払いが一人・片道650円)。
  • 那覇-台北便(D7)の支払い手数料も従来どおり(クレジットカードの手数料が一人・片道800円、コンビニ支払いが一人・片道650円)。

手数料を攻略できれば
かなりのエアアジア通

エアアジアでは、チケット代の他にたくさんの手数料が設定されている。チケット代は安いが、気をつけないと、後から手数料の名目で様々な追加料金を支払うことになってしまう。

行先が決まったら、まず、AirAsiaの料金および手数料のページを開いて、自分のフライトに関する手数料を確認しよう。

エアアジアの手数料の検索画面

今回は成田からタイのプーケットまでのチケットを購入すると仮定して調べてみた。成田からプーケットへは直行便がないので、バンコク経由で行くことになる。そこでまずは、東京–バンコク間の手数料を調べる。

  1. 出発地 東京・成田(NRT)を選ぶ
  2. 到着地 バンコク-ドンムアン空港(DMK)を選ぶ
  3. 検索する ボタンをクリック

すると、指定した区間の預け入れ荷物の料金、座席指定の料金、支払い手数料などが表示される。

料金および手数料のページの表示方法

デスクトップ
エアアジアのトップページ→画面の下の方にある旅行情報の中から、料金および手数料をクリック

モバイル
現在、モバイルからは「料金および手数料のページ」にはアクセスできない。

エアアジアの国内線、日本発着の国際線(ホノルル、バンコク、クアラルンプール、桃園、マニラ行き)の荷物の料金をすべて調べて一覧表にしたので、下の記事を参考にしてほしい。

エアアジア 機内持ち込み手荷物 預け荷物エアアジア・荷物の料金:機内持ち込みと受託手荷物(預け荷物)

エアアジアの手数料
①手荷物の料金

荷物のルール

荷物には2種類ある。1つは機内持ち込み手荷物。もう1つは預け入れ荷物(受託手荷物)。
エアアジアの機内持ち込み手荷物は1人7kgまでで、これは無料。
預け入れ荷物(受託手荷物)はすべて有料だ。

機内には大小2つまで手荷物を持ち込める。
大は56cm×36cm×23cmを超えないもの。
小は40cm×30cm×10cmを超えないもの。

海外旅行となると持ち物も多いし、帰りはお土産で荷物が増える可能性もあるので、1人7kgは私の経験上、少しキツい。

https://hizapon.com/wp-content/uploads/2019/03/icon-bird-min.png
HizaPon

家庭の体重計で大きな
荷物の重さを計る方法

1 自分の体重を計る
2 スーツケースを手に持った状態で体重計に乗り、体重を計る
3 自分の体重を2の重さから引く

便利な方法だが、多少の誤差は考慮したほうがいいと思う。

どうしても荷物を7kg以内におさえたい場合は、超軽量スーツケースを選ぶといい。下の記事では、2kg以下で機内持ち込みサイズのスーツケースを紹介している。

LCCの機内持ち込み手荷物のサイズLCC機内持ち込みサイズ:22社の一覧とおすすめ超軽量スーツケース

重さ・行き先・乗継の
有無で変わる荷物の料金

「AirAsiaの料金および手数料のページ」で検索した結果を見てみよう。

一番上に受託手荷物(最初の予約中)(1名様・1区間ごと)と書かれている。受託手荷物とは、空港のチェックインカウンターで預ける荷物のことだ。20kg以下が4,100円となっている。

「1区間ごと」となっているので、片道分の金額が4,100円。つまり往復だと手荷物の料金が8,200円になる。1人20kgは、一般的な航空会社なら、たとえ格安航空券であっても無料の場合が多い。

プーケットまで行く場合には、この料金に更に、バンコク–プーケット間の手数料が加算されることになる。

エアアジアの成田-バンコクの受託手荷物の料金
成田-バンコク 受託手荷物の手数料

手荷物はシェアできる

受託手荷物の欄には手数料が「1名様ごと」と書いてあるが、チェックインカウンターで家族全員が一緒に荷物を預けるなら、申し込んだキロ数分を家族でシェアできる。

例えば夫の荷物が8kg、妻は7kg、子供は5kgだった場合、代表で誰かが20kgの受託手荷物の申し込みをしておけば、あとの2人は申し込み不要だ。

早く申し込めば安い

受託手荷物の欄を見ると、申し込むタイミングによって料金が異なることがわかる。成田–バンコクの片道で、荷物が20kgの場合だと
1.最初の予約中4,100円
2.最初の予約後4,700円
3.空港カウンター10,000円
 *3は最高15kgまでの制限あり

1.最初の予約中とは、まさにチケットの予約をしている時のことだ。出発地、到着地、時間(便)を選んだ後に、受託手荷物の申し込みも同時に済ませてしまう。

最初に予約をする時というのは、旅行の数カ月前という場合も多い。そんな時に荷物の重さ、しかも家族全員分の重さを決めるのは難しいかもしれない。

でも、行く場所にもよるが、これで手数料が数千円は安くなる。他の家族には嫌がられるかもしれないが、頑張って協力してもらおう。

2.最初の予約後とは、すでにチケットの予約を済ませてしまい、後から受託手荷物の申し込みをする場合だ。

3.空港カウンターとは、事前に受託手荷物を申し込まず、出発当日に空港カウンターで料金を支払う場合。最も割高な上に、一人につき最高15kgまでしか申し込めない。受託手荷物はぜったい事前に申し込んでおこう。

事前申込をしても、当日空港で重さを計ったら超過していた、という場合には、1kg当たり2,200円も取られるので要注意。

エアアジアの手数料
②座席指定の料金

エアアジアでは座席指定にも料金がかかる。これも受託手荷物と同じで①最初の予約中②最初の予約後③空港カウンターというように申し込むタイミングによって料金が違う。

座席指定をするなら①のタイミングが一番安い

成田-バンコク間の座席指定の手数料
成田-バンコク 座席指定の料金

座席指定をしないとどうなるか。エアアジアのサイトには「座席指定の事前予約をされなかった場合は、チェックイン時にランダムに座席が割り当てられます」と書かれている。

エアアジアでは出発14日前からウェブチェックインができる。座席指定をしなかった場合には、ウェブチェックインの時点で自分の席を知ることになる。

ウェブチェックインをしなかった場合は、出発当日、チェックインカウンターで座席を知らされる。

「子供連れだから配慮
してくれる」は甘い考え

エアアジアを利用する時は「子供連れなんだから、お金を払って座席指定をしなくても、隣り合った席を確保してくれているはず」なんて思ってはいけない。私は何度も隣同士にならなかった経験がある。近くではあったけれど。

ランダムに割り当てられた席が隣同士ではなく、変更したい場合について考えてみよう。

AとB、2人での旅行の場合
Aの隣の席、あるいはBの隣の席があいていれば(予約が入っていなければ)、どちらか1人が座席指定の料金を払って、もう1人の隣の席に移動すればいい。

しかし、ABどちらも隣の席があいていない場合は、2人分の座席指定の料金を払って、2つ並んであいている席に移動することになる。

3人での旅行の場合も同じで、3人分の座席指定の料金を払って、3つ並んであいている席に移動、ということもある。

成田-バンコクなら片道で、1,929円×3人分=5,787円だ。

自動で割り振られた座席
実際に3人で旅行した時、自動的に割り振られた
座席。3列シートに3人並ばせてほしかった

並んで座りたければ座席指定を

絶対に家族全員、並んで座りたいという場合には予約時に座席指定をしておく。

節約したいので座席指定はせず、割り当てられた席を見てから考える、という場合は、なるべく早めにウェブチェックインをしよう。ウェブチェックインはフライトの14日前からできる。

当日、空港のカウンターでチェックインすると、すでにどの席も埋まっていて、移動できる席がない場合もあるので注意。

座席の種類、エリアによって
座席指定の料金が異なる

エアアジアには、スタンダードシート、ホットシート、プレミアムフラットベッドという3種類の座席がある。

スタンダードシートは、いわゆるエコノミークラス席で、ホットシートはスタンダードより足元のスペースが広い席だ。

プレミアムフラットベッドはビジネスクラスという位置づけで、リクライニングするとフルフラットベッドになる、ゆったりとした座席だ。 エアバスA330(A、Cタイプ)にだけ配置されている。

座席の種類特徴
スタンダードシート (標準座席)エコノミークラス席
ホットシートスタンダードシートよりやや広い席
プレミアムフラットベッドフルフラットベッドになる広い席

この他、エアバスA330(A、Dタイプ)には、静かに過ごしたい人向けに、機内前方にクワイエットゾーンと呼ばれるエリアがある。このエリアの席を指定することもできるが、10歳未満の子供連れは利用できない。

また、エアバスA330には機内後方に2列席があり、ツインシートと呼んでいる。標準座席より座席指定の料金が少し高めになっている。

座席の種類についてはAirAsiaのサイトの「座席選択」のページで詳しく紹介されている。

予約するフライトが決まったら、まず使用機材(航空機の機種)を調べよう。それから、その使用機材の座席配置図を確認する。

使用機材の確認方法

エアアジアのフライト検索画面で出発地・到着地と日付を選ぶと、選択可能なフライトが表示される。赤字で表示されたフライト時間の周辺をタップすると、使用機材(エアバス330 、エアバス320など)と、便名がポップアップで表示される。

下向きの矢印
成田-バンコク間のフライトスケジュールと使用機材

使用機材によって座席の配置が異なるので、自分の便の使用機材をメモしてから座席図をチェックしよう。

現在は、日本の国内線ではエアバスA320、名古屋(セントレア)-台北(桃園)も同じくA320 、それ以外の路線ではA330が使われている。

各機材の座席図はAirAsiaのサイトの「座席選択」のページに掲載されている。


希望に合ったホテルをできるだけ安く予約したい人は、下の記事も要チェック。

エクスペディアの使い方エクスペディアは本当に安いのか:航空券+ホテル予約の値段を検証 Online Travel Agencyを使ってホテル予約agodaとは:ホテル予約の基礎知識とagodaがおすすめの理由

エアアジアの手数料
③支払い手数料

エアアジアの支払い手数料については、「取り扱い手数料」の欄に書かれている。この欄には、この他に払い戻し予約サービス料ついての説明もある。

最初に書かれている払い戻し(1名様・1区間ごと)とは、フライトをキャンセルした時に支払う手数料だ。AirAsiaでは、キャンセルしても航空券代は戻ってこないし、片道500円の手数料も支払うことになる。

予約サービス料(ゲスト1人あたりの予約)とは、コールセンターや空港のカウンターで予約した場合に支払う手数料だ。

クレジットカードの手数料
成田-バンコク 取り扱い手数料

クレジットカードの手数料

成田-バンコクの検索結果を見ると、手数料(クレジット、デビット、チャージカード)(1名様・1区間ごと)が800円となっている。単に「手数料」と書かれているだけだが、これが「支払い手数料」(チケット代を支払うために必要な手数料)になる。

1名・1区間ごとに800 円ということは、成田–バンコクの片道で、クレジットカードの手数料は1人800円ということだ。

往復なら800円×2区間=1,600円
家族3人分だと1,600円×3=4,800円になる。

記事の冒頭のTOPICSでも書いたように、マレーシア発着便、関空-ハワイ便は既にクレジットカードの手数料が廃止になっている。将来的にはタイ発着便なども廃止の予定だ。

その他の支払い方法

エアアジアではクレジットカード以外の支払い方法も選べるが、それがとてもわかりにくくなっている。どんな支払い方法をすると、どのくらい支払い手数料がかかるのか、どこにも表示されていない。

エアアジアの「お支払い方法のページ」を見てみると、クレジットカードのほかに5種類の支払い方法が表示されている。

エアアジアの「お支払い方法のページ」

ウェルネットとは決済サービスのことで、コンビニ払い、インターネットバンキング、ATMでの支払いができる。

UnionPayは銀聯カード(ぎんれいカード)のことで、中国で広く使われているデビットカードのようなものだ。 三井住友銀聯カードなど、日本でも作ることができる。

E- ギフトバウチャー (E-gift バウチャー )とはネット上で使える商品券のことだ。エアアジアのサイトで「今すぐ購入」ボタンを押しても「ご利用がありません」と表示されるので、今は利用できないようだ。

BIGポイントはエアアジアのマイレージに当たる。

楽天ペイは2019年12月から新しく導入された決済方法で、楽天IDに登録したクレジットカード情報を利用してチケット代を支払う。

エアアジアのトップページからフライト検索→フライト選択→アドオン→ゲスト情報→お支払いと進むと、やっとここで支払い方法ごとの手数料を確認できる。

エアアジアの支払い方法の選択画面
支払い方法手数料
1. 楽天ペイ1人150円
2. クレジットカード/デビットカード1人・ 1区間800円
3. コンビニ/その他の支払い(ウェルネット)1人・片道650円
4. BigPay MasterCard無料
5. UnionPay
 (銀聯カード)
1人150円
  1. 楽天ペイは片道でも、往復でも、乗継があっても、手数料は1人当たり150円。
  2. クレジットカード/デビットカードの支払い手数料は、成田-バンコクの場合は1人・1区間800円だが、バンコク-プーケットは1区間500円と少し安くなっている。
  3. コンビニ/その他の支払いとは先ほどのウェルネットのことで、これを選ぶとATMやインターネットバンキングでも支払える。支払い手数料は1人当たり片道650円で、乗継があっても同じ650円だ。
  4. 「BigPay MasterCard」という選択肢もあり、支払い手数料が無料になっている。
  5. UnionPay(銀聯カード)は楽天ペイと同じで、片道でも、往復でも、乗継があっても、1人当たり150円。

支払い方法選択
についての注意点

クレジットカードに比べて支払い手数料が安いコンビニ払いATM、インターネットバンキングでの支払いだが、この支払方法は、エアアジアのモバイル用アプリ、AirAsia Berhad、AirAsiaGo、AirAsia BIG LOYALTYでは選べない。

さて、エアアジアの手数料の合計は…

成田からプーケットへ家族3人で旅行した場合の手数料を計算してみた。
<条件>
1.最初の予約中に受託手荷物や座席指定を申し込む
2.受託手荷物は1人だけ、往復20kg分
11,400円
3.座席指定は標準シートを往復3人分
12,144円
4.支払方法はコンビニ払いを選択
3,900円
合計 27,444円になった!