この記事ではエアアジアのウェブチェックインができない、チェックインの方法がわからない、モバイルチェックインとの違いがわからない、という人のために、間違えやすいポイントについて解説した。
エアアジアのWeb(ウェブ)チェックインとは、出発日より前に、オンラインで搭乗手続きを行えるサービスのことだ。事前にウェブチェックインを済ませておくメリットは、空港での待ち時間の短縮と、早めの座席確保、この2点だ。
エアアジアの運休・再開の状況については、記事「エアアジアの路線」のエアアジアの運航状況をチェック。
目次
Webチェックインが
できる期間
Webチェックインができる期間は、エアアジアのグループ会社によって異なるが、14日前からチェックインが可能な場合が多い。
エアアジアには往復チケットという概念がないので、行きのフライトと帰りのフライトは、別の日にウェブチェックインが開始になる。また、チェックインの開始時間はフライトの出発予定時刻を過ぎてからだ。
フライトの日時によって、チェックイン開始時間は以下のようになる。
フライト日時 | チェックイン開始 | |
往路 | 10/15 09:00発 | 10/01 09:00以降 |
復路 | 10/20 11:00発 | 10/06 11:00以降 |
フライトの14日前に開始されるウェブチェックインだが、グループ会社や発着地によって、若干の違いがある。
航空会社 | チェックイン期間 |
AK FD QZ Z2 |
出発14日前~1時間前まで (中国発は出発2時間前まで) |
XJ | 出発14日前~4時間前まで |
例外もいくつかあり、10日前にしかウェブチェックインできない場合や、ウェブチェックイン自体ができない便もある。
- タイ、オーストラリア、ニュージーランド、サウジアラビア、ミャンマー発着のフライトのウェブチェックインは、出発の10日前から1時間前まで
- アメリカ発着便はウェブチェックインができない(関空-ホノルル便もウェブチェックインができない)
Webチェックインの方法
ウェチェックインの画面には2つの方法でアクセスできる。
- エアアジアから届く旅程表のメールを開き、Webチェックインをタップする
- エアアジアのウェブサイトでBIGメンバーとしてログインする
モバイルでは画面右上にある人型のアイコンをタップ。デスクトップではBIGログイン/登録をクリック
アクセスした時点でまだWebチェックインが開始されていないと「Webチェックインは7日後からご利用いただけます」「45時間後からご利用いただけます」といったメッセージが表示される。
有料で座席指定をしていない場合は、ウェブチェックインをした時点で自動的に座席が割り振られる。
もし割り振られた座席が気に入らず、座席指定の料金を払ってでも移動したいという場合、早めにチェックインをしておけば、まだ移動できる席が残っている可能性が高い。
それに対して、ウェブチェックイン締め切り間際、あるいは出発当日に空港でチェックインをした場合は、他に座席が空いておらず、移動できないこともある。
自動で割り振られた座席を変更したい場合は、予約の管理画面から行う。
予約の管理画面から座席指定などのオプションを追加する方法は、下の記事が参考になる。
エアアジアをエクスペディアで予約する:その前に知っておくべきことウェブチェックインが完了するとバーコードの付いた搭乗券が表示される。これを印刷するか、スマホなどで見られるようにしておく。
事前にウェブチェックインをしなくても、出発当日、空港のキオスク(自動チェックイン機)で予約番号を入力すればチェックインができるので、問題なく飛行機に乗ることができる。
空港での手順
以前、日本発のエアアジア便では、空港スタッフが必ず搭乗者のパスポートをチェックするシステムになっていた。
そのため、ウェブチェックインを済ませていても、一度、エアアジアのチェックインカウンターに立ち寄る必要があった。
だが、2020年5月からシステムが変わり、チェックインカウンターに立ち寄る必要がなくなった。
しかし現在再び、日本発のエアアジアでは、全員(ウェブチェックイン済みの人も、済んでいない人も)チェックインカウンターへ行く必要がある。
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預け入れ荷物がない人(機内持ち込み手荷物だけの人)で、事前にバーコード付き搭乗券を印刷済みの場合、出発当日は直接、セキュリティチェックへ進むことができる。(日本の空港ではチェックインカウンターへ立ち寄る)
+
搭乗券を印刷済み
セキュリティチェック
↓
税関手続き
↓
出国審査
↓
搭乗ゲートへ
預け入れ荷物がない人で、搭乗券を印刷していない場合は、空港に設置されているエアアジアのキオスク(自動チェックイン機)で、搭乗券を印刷する。(日本の空港ではチェックインカウンターで行う)
キオスクを利用するには、①エアアジアの予約番号を入力する、②スマホなどに保存したバーコードを表示する、という2つの方法がある。
+
搭乗券を印刷していない
キオスクで
搭乗券を印刷
↓
セキュリティチェック
↓
税関手続き
↓
搭乗ゲートへ
(日本の空港ではチェックインカウンターへ)
預け入れ荷物がある場合は、空港に設置されているエアアジアのキオスク(自動チェックイン機)で、荷物用のタグを印刷する必要がある。
事前に搭乗券を印刷していない場合は、タグと一緒に搭乗券もキオスクで印刷しよう。
前に書いたように、キオスクを利用するには、エアアジアの予約番号か、スマホなどに保存したバーコードが必要だ。
荷物用タグも事前に(自宅などで)印刷できる場合もあるようだが、エアアジアのサポートに確認したところ、「日本発の便は、自宅での印刷はできない。空港のキオスクを使うか、エアアジアのカウンターへ」という回答だった。
キオスクでの操作がわからない場合は、上に書いたようにエアアジアのチェックインカウンターでも手続き可能だ。
キオスクで
搭乗券・荷物用タグを印刷
↓
セルフバゲッジドロップカウンターで
搭乗券・荷物用タグをスキャン
タグを荷物に張り付ける
荷物を預ける
↓
セキュリティチェックイン
↓
税関手続き
↓
出国審査
↓
搭乗ゲートへ
キオスクで荷物のタグを印刷する、セルフバゲッジドロップカウンターへ移動して、搭乗券と荷物のバーコードをハンドスキャナーでスキャンする、タグを荷物に張り付けて台に乗せる(預ける)まで、すべてセルフで行う。
慣れないと不安だが、操作は単純なので心配は無用だ。(日本の空港ではセルフではなく、すべてチェックインカウンターで行う)
荷物は機内持ち込みだけにしたい。しかし7kg以内におさめるには、バッグも超軽量にする必要がある。この記事では、エアアジアの機内持ち込みサイズに対応した2kg以下のスーツケースを特集。
LCC機内持ち込みサイズ:23社の一覧とおすすめ超軽量スーツケースまぎらわしい
モバイルチェックイン
エアアジアには、厳密に言うと3つのチェックイン方法がある。
- Webチェックイン
- モバイルアプリでのチェックイン
- キオスクでのチェックイン
Webチェックインはここまで説明したとおり。3番目のキオスクでのチェックインは、出発当日、空港に設置してあるエアアジアのキオスク(自動チェックイン機)でチェックインをする方法だ。
2番目のモバイルアプリでのチェックインというのが、少々わかりづらい。エアアジアのアプリを使ったチェックインのことだ。
モバイルチェックインをすると、e搭乗券を受け取ることができる。このe搭乗券があれば、わざわざ搭乗券を印刷する必要がなく、スマホの画面を提示するだけで搭乗できる。
- 香港、マレーシア、タイ、インドネシア、シンガポールを出発する国際線
- マレーシア、タイ、インドネシアの国内線
- マニラ、セブ、カリボ、タクロバン、プエルトプリンセサ、ダバオ、タグビラランを出発するフィリピンの国内線
上の路線以外では、モバイルアプリでチェックインを行っても、e搭乗券は発行されないので、空港内のキオスクで搭乗券を印刷しよう。