今の時代、ネットで何でも予約できそうだが、実際にはレストランや美容室、病院などの中には、電話予約しか受け付けていないところも多い。
電話予約しかできない場合、お店の営業時間外や、電車で移動中、会議中など、電話ができない状況だと、予約の機会を逃してしまう。
電話予約ができる状況であっても、あえて電話を使いたくないという人も多いだろう。相手の顔が見えないし、会話の「間」の取り方も難しいし、ましてやお店の予約となると、まったく知らない相手と話さなくてはならない。
この記事では、レストランを予約する時に、電話予約が不便だと感じている人、そもそも電話予約をしたくないという人向けのアプリ、オートリザーブを検証する。
目次
AIがレストランを予約する
AutoReserve
AIが、あなたに代わってレストランに予約の電話をしてくれる、というのが無料アプリのAutoReserve(オートリザーブ)のキャッチフレーズだ。
使い方は簡単、
1分でセッティング完了
1分でセッティング完了
場所、料理のジャンル、店名など、希望の条件でレストランを検索し、予約したいお店が決まったら、日付と時間、人数を指定して予約リクエストボタンを押すだけ。
すると、AIが自動的にお店に予約の電話を入れてくれる。
お店への要望を書き込む欄もあるので、「静かな席を希望します」「店の奥の席をお願いします」など、電話だとちょっと言いにくいようなことも書き込める。
要望を書き込んで、実際の音声を確認するボタンを押せば、AIの自動音声を確認することもできる。
「AIがかける自動音声の電話で、お店の人は、ちゃんと予約を取ってくれるのだろうか」と心配する人もいると思うが、今まで3軒のレストランの予約をしたが、特に問題はなかった。
しかしアプリのレビューを読むと、AIからの電話に驚いているお店もあるし、Twitterでオートリザーブを検索すると、お店からの苦情が目に付く。
トラブルの原因は、オートリザーブ側がお店の合意を得ず、自社サイトにお店の情報を掲載し、勝手に予約電話をかけている点だ。
もちろん中には、掲載に合意しているお店もあるが、多くのお店が、「知らない間に情報が掲載されている」「突然予約の電話がかかってくる」「忙しい時間帯もおかまいなしでかかってくる」という事態に困惑している。
使いやすいのだが…
上で書いたような問題はあるにせよ、使いやすい点はある。
電話が苦手の人にとっては、予約の電話をするだけでもストレスなのに、予約内容の変更やキャンセルの電話をするなんて、考えただけで気が滅入る。それをアプリがやってくれるのだから気が楽だ。
アレルギーや苦手な食材が多い人は、あらかじめプロフィールに登録しておくことも可能。もちろん、その情報も予約時にお店に電話で伝えてくれる。
予約した内容は、即座に友だちや食事会のメンバーと共有。幹事にとっては嬉しい機能だ。
リクエスト予約とは
基本的に、オートリザーブ側とAIによる電話予約の合意が取れていないお店が多く、検索結果には、そういったお店も表示される。利用者から見ると、合意が取れているお店なのか、そうでないのか、まったく判別ができない。
このようなお店を予約する場合は、リクエスト予約になるようだ。オートリザーブには、「リクエスト予約では、お店に確認し、空きがある場合のみ予約が成立します」と書かれている。
つまり、AIが何度もお店に電話をして、予約を確定すべく奮闘してくれるらしい。結果は相手のお店次第ということなのだろう。少し無茶な気もするし、実際、困惑しているお店も少なくないようだ。
こうした問題をオートリザーブは、どのように解決していくのだろうか。
自分で電話したら…
アプリのレビューの中には、オートリザーブでは予約できなかったが、「自分で直接お店に電話をしたら予約できた」という書き込みも目に付く。
確かに、直接電話をするのが一番早い。とは言え、知らない人に突然電話するのはわずらわしい、という人のために、飲食店予約で使える電話の例文をまとめてみた。基本の例文やバリエーション、予約変更やキャンセル時の例文も紹介している。
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