エアアジアにはairasia rewardsというポイントサービスがあり、その会員をエアアジアメンバーと呼んでいる(以前はビッグメンバーと呼ばれていた)。
メンバーになると、航空券の購入額に応じてポイントがたまるだけでなく、航空券を一般より安く購入できたり、セール情報に早くアクセスできたり、さまざまな特典がある。
エアアジアを利用するなら、メンバー登録は必須だ。この記事ではメンバーの登録方法、特典の活用方法を紹介する。
目次
エアアジアのメンバー制度とは
- 航空券を購入するとポイントがたまり、たまったポイントを航空券や宿泊などに交換できる
- 取得したポイントは発行日から24カ月有効
- 登録料・年会費なし
- 家族の情報を登録しておけば、メンバーの家族も特典を利用できる
特典は割引とセールの先行予約
エアアジアのサイトでメンバーとしてログインすれば、常にメンバー価格が表示され、一般より安くチケットが購入できる。非メンバーとの金額の差は片道150円、往復300円程度だ。
エアアジアではビッグセールと銘打った一大セールを毎年行っている。2019年までは年4回、定期的に行われていたが、ここ数年は開催されていなかった。しかし2022年9月に再開。今後は定期的に行われる予想だ。
エアアジアで航空券を購入するなら、このビッグセールは見逃せない。
エアアジアメンバー最大の特典は、一般より早く、このビッグセールに参加できることだった。セール価格の航空券は数に限りがあるので、早めの予約が必須だが、メンバーになれば、一般より24時間早くセール価格にアクセスできたのだ。
しかし2022年9月に行われたビッグセールは、メンバーも一般も同時にセールがスタートした。今後、運航状況が通常に戻り、利用者が増加すれば、また元のようにメンバー先行予約ができるようになるかもしれない。
エアアジアのメンバーに登録すると、ビッグセールをはじめ、各種セールの情報がメールで送られてくる。
セールやキャンペーンの情報はエアアジアのTwitterでも入手できるが、小規模なセールの場合、セール当日にツイートされたり、セールが始まった後になってツイートされたりすることもある。更に、セールの詳細がよくわからないことも多い。
というわけでセール情報を見逃したくない人は、エアアジアのメンバーに登録しておいた方がいい。
メンバー登録から利用まで
登録はとても簡単で、2~3分で終わる。名前、メールアドレス、電話番号、パスワードを登録するだけで、クレジットカードは必要ない。
モバイルでは画面右上にある人型のアイコンをタップ。デスクトップでは、ログイン/登録をクリック。
Google、Facebookのアカウントを使って登録してもいいし、新規に登録してもいい。入力し終えたら、無料で登録をクリック。
名前、性別を登録して保存ボタンを押す。すると下のメッセージが表示される。
メールが届いたら、アカウントの有効化をクリックする。
アカウントを有効にしたら、改めてエアアジアのウェブサイトにアクセスしてログインする。アカウントのアイコンをタップすると、一番上に10桁のメンバーIDが記載されているので確認しておこう。
エアアジアでフライトを検索する時は、必ずメンバーとしてログインしておこう。ログインしないまま検索すると、メンバー向け料金が表示されない。
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ポイントのため方・使い方
ポイントのため方
エアアジアポイント(以前の呼び名はBIGポイント)は、購入した航空券の運賃タイプと金額に応じて計算され、10マレーシアリンギット(RM)ごとに付与される(※1RMは約32円)。
航空券を購入すると10営業日以内にポイントが付与される。
メンバーに登録すると、最初はREDという会員ステータスになる。年間の搭乗回数が0~13回の人はRED、14~23回はGOLDというように、利用回数に応じてステータスが上がっていく仕組みだ。
ステータスが上がると、1回のフライトで獲得できるポイント数も増えていく。
短距離便は、1フライト=搭乗回数1回としてカウントされる。フライスルー(乗り継ぎ)を含む長距離便は、1フライト=搭乗回数2回としてカウントされる。
エアアジアには、通常運賃、プレミアムフレックス(PF)、プレミアムフラットベッド(PFB)という3種類の運賃タイプがある。通常運賃よりも高額なPFやPFBのチケットを購入すると、獲得できるポイントも増えていく。
10RMで獲得できるポイント
年間搭乗 回数 |
STATUS | 獲得ポイント |
0~13回 | RED | 通常運賃:1~1.5 PF/PFB:最大2 |
14~23回 | GOLD | 通常運賃:最大3 PF/PFB:最大4 |
24~49回 | PLATINUM | 通常運賃:最大5.5 PF/PFB:最大7 |
50回以上 | BLACK | 通常運賃:最大10 PF/PFB:最大12 |
上の表に沿って説明すると…
- 1年間の搭乗回数が0~13回の人はステータスがREDで、その人が通常運賃のチケットを購入すると、10RM(約320円)ごとに1~1.5ポイントを獲得できる
- プレミアムフレックスかプレミアムフラットベッドで予約すると、10RMごとに最大2ポイントを獲得できる
ということになる。
通常運賃のチケットなら、1,000円で3~4.5ポイント獲得と覚えておくとわかりやすいだろう。
エアアジアのプロモーションを利用して低価格で購入した場合は、ポイントはたまらない。セールとプロモーションは区別がつきにくが、エアアジアが発行するプロモーションコードを入力して購入した場合、と考えておけばいい。
エアアジアポイントは、航空券の購入以外にも旅行サイト、ホテル、レストランなどの利用でもためることができる。
エアアジアのサイトやアプリでairasia rewardsのマークをタップすると、ポイントを獲得できるサイトや店舗、サービスなどを見ることができる。残念ながらマレーシアが中心で、日本で利用できるサービスは一部のホテルのみだ。
何ポイントで航空券と交換できるのか
エアアジアのポイントシステムでは、フライト時間を基準として、交換に必要なポイント数(固定ポイント)が決められている。例えば、下の表を見ると1時間以内のフライトなら、交換に必要なポイントは6,875だ。
ただし、これはあくまでも基準となるポイント数なので、固定ポイントの数十パーセントオフで交換可能なこともあり、プロモフライトと呼ばれている。
フライト時間 | 固定ポイント(片道) |
1時間以内 | 6,875 |
1~2時間 | 9,375 |
2~3時間 | 15,625 |
3~4時間 | 24,375 |
4~5時間 | 31,250 |
5~6時間 | 38,750 |
6~7時間 | 46,250 |
7~11時間 | 50,000 |
11時間以上 | 93,750 |
毎月第1週に開催されるエアアジアポイント対象のセール。片道500ポイントのチケットや、通常の90%オフのチケットも手に入ったが、現在はマレーシアの国内線でしか行われていない。
今後、各路線が完全に再開されれば、マレーシア以外、あるいは国際線のファイナルコールセールも行われるかもしれない。
現在、ファイナルコールセールの情報は、サイトやアプリではなく、エアアジアのフェイスブック(@bigloyaltyglobal)とインスタグラム(@airasiarewards)で発信されている。最近は毎月第1金曜日に発表されることが多い。
最近のセール時の交換レート
フライト | ポイント |
クアラルンプール ペナン | 2,700~ |
クアラルンプール ジョホールバル | 5,900~ |
クアラルンプール ランカウイ | 6,900~ |
クアラルンプール クチン | 9,900~ |
固定ポイントから計算すると、成田-バンコクのチケットは片道46,250ポイント、往復92,500ポイントが必要になる。
気の遠くなるような数字だが、搭乗回数が増えるとステータスが上がって、獲得できるポイント数も増えるので、気長に頑張ろう。
まずはマレーシアやタイの国内線など、短距離のチケットの交換を目標にしてみよう。
ポイントの使い方
エアアジアには以前、BIG Rewardsというポイントサービス専用のアプリがあり、出発地・目的地と日付を入力すると、何ポイントで飛べるかがすぐにわかり、そのまま予約もでき、とても便利だった。
しかしこのアプリは、airasia(通称airasia Super App)というアプリに統合されてしまった。
統合というと聞こえはいいが、airasia Super Appには、目的地と日付を指定して、プロモフライトなどのポイント数を調べ、そのまま予約する機能はまだ備わっていない。
今後改良されるとは思うが、エアアジアから特にアナウンスはない。
現状では、「フライト予約時にポイントを使う」という機能があるだけだ。しかしこれはアプリに限らずエアアジアのサイトでも利用できる機能だ。
フライト購入時にエアアジアポイントを使いたい場合は、最後の支払いの画面で、「エアアジアポイントで支払う」を選べばいい。
ポイントが不足している場合、残りの額をクレジットカードで支払うことも可能だ。また、保有しているポイントの中から一部だけを使うこともできる。