エアアジア・荷物の料金:機内持ち込みと預け入れ荷物(受託手荷物) | HizaPon  

エアアジア・荷物の料金:機内持ち込みと預け入れ荷物(受託手荷物)

エアアジア 機内持ち込み手荷物 預け荷物

この記事ではエアアジアの機内持ち込み手荷物のサイズ、重さの制限と、預け入れ荷物(預け荷物)について、細かな規定と料金、予約の際の注意点についてまとめた。

預け入れ荷物については、日本発着の国際線(ハワイ、バンコク、クアラルンプール、台北、マニラ行き)の料金をすべてリストアップ。更に、どんな申し込み方をすると一番安上がりなのかも解説しているので、予約の際の参考にしてほしい。

機内持ち込み手荷物

機内持ち込み手荷物とは、文字どおり、機内に持ち込んでいい荷物のことだ。エアアジアでは1人7kgまで持ち込み可能で無料となっている。これは、どんな運賃タイプの航空券でも同じだ。個数や大きさについては細かなルールがある。

基本ルール

  • 幼児(2歳未満)を除き、1人分の手荷物として大・小合わせて2つまで機内に持ち込み可能
  • 重さは大小の合計で7kgまで
  • ストラップでまとめたり、包んだり、結んだりした複数のアイテムは、手荷物1個とは見なされない

手荷物・大

  • 手荷物・大は、ハンドル、キャスター、サイドポケットなどを合わせて56cm×36cm×23cmを超えないもの
  • 機内で、座席の上の棚に収納できるもの

機内持ち込み手荷物・大

エアアジアの機内持ち込み手荷物(大)

手荷物・小

  • 手荷物・小は、40cm×30cm×10cmを超えないラップトップバッグ、ハンドバッグ、バックパック、またはその他の小さなバッグ1つ。前の座席の下に収納できるもの
  • 大きさは多少の融通が利く。小さいバッグの他に、空港で買ったドリンク類やサンドイッチなどの食べ物を袋に入れて持ち込んでも、注意されることはない

機内持ち込み手荷物・小

エアアジアの機内持ち込み手荷物(小)

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荷物は機内持ち込みだけの方が、お金も時間も節約できる。しかし7kgなんてすぐオーバーしてしまう。

この記事では、エアアジアの機内持ち込みサイズに対応した2kg以下のスーツケースを特集している。

超軽量のスーツケース

預け入れ荷物のルール

どうしても荷物が7kgに収まらない場合は、追加料金を払って預け入れ荷物を申し込むことになる。エアアジアのサイトでは受託手荷物という表現が使われている。

複雑なルールを理解しよう

  • 荷物の量が多いほど、飛行距離が長いほど、料金が高くなる
  • 料金は「1人、1区間」という単位で計算される
  • 国内線は15kgから、国際線は20kgから申し込める
  • 早く申し込んだほうが安くなる
  • 一度申し込んだ荷物をキャンセルしても料金は戻ってこない
  • 1個の荷物の最大重量は32kgまで
  • 最大119cm×119cm×81cmもしくは、3辺の和が319cm以内であればいくつでも可
  • 予約番号が同じで、チェックインカウンターに一緒に行けるなら、同行者の荷物とひとつにまとめることができる
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預け入れ荷物の申し込みは
国内線15kgから・国際線20kgから

荷物同様、座席指定にも複雑な手数料のルールがある。予約前に下の記事でチェックしておこく。

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エアアジアの1区間とは

たとえば羽田–クアラルンプール間の荷物の料金は、片道なら1区間、往復なら2区間として計算される。では、クアラルンプールを経由してバリ島まで往復する場合はどうなるか。
<行き>
羽田–クアラルンプール:1区間
クアラルンプール–バリ:1区間
<帰り>
バリ–クアラルンプール:1区間
クアラルンプール–羽田:1区間

この4区間の荷物の料金を合計したものが、1人分の羽田–クアラルンプール往復の預け入れ荷物の料金になる。

エアアジアの料金表にある1区間とは

申し込むタイミングで料金が変わる

預け荷物を申し込むには、3つのタイミングがある。一番安いのが、航空券を予約する時に一緒に申し込む場合だ。エアアジアのサイトでは「最初の予約中」と表現されているが、この記事ではわかりやすく「最初に予約」と表記した。

次に安いのが、航空券を予約後、出発の4時間前までに申し込む場合だ。エアアジアのサイトでは「最初の予約後」と表現されているが、この記事では「後から予約」と表記した。

最後は、出発当日に空港で申し込む場合だ。これだと1人最高15kgしか申し込めないし、かなり割高だ

「預け入れ荷物」の料金表の見方
  • 料金表の金額は、1人・1区間の料金
  • 最初に予約
    航空券を予約する時に、一緒に荷物も予約した場合の金額
  • 後から予約
    航空券を予約した後、出発の4時間前までに荷物を予約した場合の金額
  • スポーツ用品
    特定のスポーツ用品を預ける場合の金額
  • 空港で申し込み
    出発当日、空港で申し込んだ場合の金額
  • 超過料金
    出発当日、空港カウンターで荷物を計量した結果、予約していた重さより荷物が重かった場合に支払う金額
    また、当日空港で荷物の申し込みをした場合は15kgまで可となっているが、超過料金を支払えば重量を加算することができる
  • ゲート手荷物
    搭乗ゲートで、機内持ち込み手荷物が規定をオーバーしていた場合に支払う金額

国際線・預け入れ荷物の料金

札幌(新千歳)発着

札幌(新千歳)-バンコク
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 4,300円 4,900円 6,200円
25kg 4,900円 5,600円 7,600円
30kg 6,000円 6,900円 9,100円
40kg 8,600円 9,800円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11,000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円)
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

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札幌(新千歳)-クアラルンプール
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 4,000円 4,600円 6,200円
25kg 4,600円 5,200円 7,600円
30kg 5,600円 6,400円 9,100円
40kg 8,000円 9,200円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11,000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

成田発着

成田-バンコク
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 4,100円 4,700円 6,200円
25kg 4,700円 5,400円 7,600円
30kg 5,700円 6,500円 9,100円
40kg 8,200円 9,400円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11.000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

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成田-クアラルンプール
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 4,100円 4,700円 6,200円
25kg 4,700円 5,400円 7,600円
30kg 5,700円 6,500円 9,100円
40kg 8,200円 9,400円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11.000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

羽田発着

羽田-クアラルンプール
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 3,700円 4,200円 6,200円
25kg 4,200円 4,800円 7,600円
30kg 5,100円 5,800円 9,100円
40kg 7,400円 8,500円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11,000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

名古屋(中部国際空港 セントレア)発着

名古屋-バンコク
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 3,900円 4,400円 6,200円
25kg 4,400円 5,000円 7,600円
30kg 5,400円 6,200円 9,100円
40kg 7,800円 8,900円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11,000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

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関空発着

関空-ホノルル
  最初に予約 後から予約
1つで20kg 3,500円 4,000円
2つで20kg 6,300円 7,600円
同じ20kg以内の荷物でも荷物1つの場合より荷物2つを預ける方が高くなる
スポーツ用品
20kg 4,000円
25kg 5,000円
30kg 6,300円
40kg 8,000円
1.空港で申し込み:1つ20kgまで12,300円(スポーツ用品は15kgまで12,300円)
2.超過手荷物:1つ20kgまで18,600円
3.ゲート手荷物:1点当たり25,000円

受託手荷物2つ(20kg)とは

エアアジアの関空-ホノルル路線では、料金表に受託手荷物2つ(20kg)という記載がある。この受託手荷物 2つ(20kg) とは、一人で荷物を2つ預けた場合の料金のことだ。

20kg以内の荷物を1つ預けた場合は、料金は3,500円だが、たとえば8kgの荷物と12kgの荷物を預けた場合は、合計の重さは同じ20kg以内でも、荷物が2つになるので、料金は6,300円になる。

関空-バンコク
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 4,100円 4,700円 6,200円
25kg 4,700円 5,400円 7,600円
30kg 5,700円 6,500円 9,100円
40kg 8,200円 9,400円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11.000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

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関空-クアラルンプール
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 4,200円 3,700円 6,200円
25kg 4,800円 4,200円 7,600円
30kg 5,800円 5,100円 9,100円
40kg 8,500円 7,400円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11,000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円
関空-台北(桃園)
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 2,700円 3,100円 2,520円
25kg 3,100円 3,500円 3,360円
30kg 3,700円 4,200円 4,305円
40kg 5,400円 6,200円 5,775円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11,000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円
関空-マニラ
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 1,890円 2,200円 2,400円
25kg 2,520円 2,900円 3,200円
30kg 3,260円 3,700円 4,100円
40kg 4,730円 5,000円 5,500円
1.空港で申し込み:15kgまで4,000円(スポーツ用品は15kgまで4,400円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

福岡発着

福岡-バンコク
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 4,100円 4,700円 6,200円
25kg 4,700円 5,400円 7,600円
30kg 5,700円 6,500円 9,100円
40kg 8,200円 9,400円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11.000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

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福岡-クアラルンプール
  最初に予約 後から予約 スポーツ用品
20kg 3,600円 4,100円 6,200円
25kg 4,100円 4,700円 7,600円
30kg 5,000円 5,700円 9,100円
40kg 7,200円 8,200円 12,100円
1.空港で申し込み:15kgまで10,000円(スポーツ用品は15kgまで11,000円)
2.超過料金:1kg当たり2,200円
3.ゲート手荷物:1点当たり10,000円

スポーツ用品は10%増し

エアアジアでは、一般の預け入れ荷物とは別に、スポーツ用品という枠が設定されていて、普通の荷物より10%程度料金が高くなっている。

スポーツ用品に指定されているのは、ゴルフ、サーフボード、ダイビング、自転車、スキー/スノーボード、クリケットの用具で、個々のスポーツ用品の重さは32kg以内でなければならない。この他のスポーツ用品は一般の預け入れ荷物として扱われる。

エアアジアではダイビング用具はスポーツ用品として預ける
ダイビング機材はスポーツ用品として預ける

オーストラリア発着便に限られるが、サーフボードが無料となっている。日本からクアラルンプールを経由してオーストラリアに行く場合も含まれる。

条件は重さ15kg、長さ277cm以内で、1人1台まで。予約は不要だ。利用したい人はエアアジアのサイトで確認してみよう。

旅行先でマリンスポーツやユニークなスポーツ体験をしたいなら、アジアに強い現地ツアー専門会社を利用しよう。

関連記事 海外旅行の計画は現地ツアー選びが決め手:世界を体験しに行こう

ベビーカーは無料で持ち込み可

ベビーカーやバギーは、子どもが使用する場合には無料で預かってくれる。機内持ち込み手荷物のサイズ範囲内なら、折りたたみ式ベビーカーを機内に持ち込むことができる。

バリューパックは安いのか

エアアジアの予約ページでフライトの選択をすると、次に出てくるのがオプション申し込みの画面だ。バリューパックプレミアムフレックスという2つの選択肢が出てくる。

エアアジアX(D7)のフライトでは、プレミアムフラットベッド(フルフラットになる座席とオプション、各種サービスが付いたセット)も選べるようになっている。

ここでは、通常運賃とバリューパックについて比較してみよう。

通常運賃とは

普通席の航空券のみを予約すること。何のサービスも付いていないので、受託手荷物など、利用したいサービスがある場合には、自分で選んで追加する。

バリューパックとは

荷物、座席指定、食事など、各種サービスがパッケージになったもの。個別に申し込むより割安になっている。申し込みは1区間ごと。

ただし、フライト予約と同時にしか申し込むことができず、後から追加で申し込むことはできない。また、関空-ホノルル、関空-クアラルンプール路線では、予約時にも申し込むことができないので注意。

  通常
運賃
バリュー
パック
機内持込み 7kgまで 7kgまで
受託手荷物 有料 20kgまで無料
食事 有料 1食付き
座席指定 有料 スタンダード
シート
の一部
を指定可
予約変更 有料 有料
優先搭乗等 なし なし
保険  なし  あり

預け入れ荷物があるならバリューパック

成田-バンコク間のフライトを例に、バリューパックを申し込んだ方が得なのか、検証してみよう。

この記事を書いた時点では成田-バンコク1区間(片道)のバリューパックの料金は5,678円となっている。

個別に申し込んだ場合の金額は
・預け入れ荷物20kg:4,100円
・座席指定:1,749円
・機内食:600円
・保険:80円
 合計 6,529円 

これを見てわかるのは、預け入れ荷物のない人はバリューパックを申し込むメリットがないということだ。逆に、預け入れ荷物を20kg申し込もうとしている人は、その金額に1,500円をプラスするだけで、座席指定、機内食、保険も付くのでお得かもしれない(バリューパックはチケットと同時にしか申し込めないので注意)。

ちなみにバリューパックに付く保険とは、飛行機の出発が1時間以上遅れた場合に23ドル、手荷物を6時間以上受け取れなかった場合に28ドル(12時間以上56ドル、18時間以上84ドル)が支払われる保険だ。

ただし、フライスルー(FLY-THRU)というサービスを利用して乗り継ぎを行う際には対象外だ。

この記事を書きながら、何度も思ってしまった…エアアジアは本当にわかりにくい!まだまだエアアジアの記事を書き続けよう。